増圧ポンプからの水漏れの影響で外構工事が中断・・・最短対応
某公務員宿舎 増圧給水ポンプからの水漏れ(逆流防止器からの水漏れ)
■工事概要 作業名:増圧給水ポンプ 部品交換作業
発注者:某官公庁様
工事場所:東京都内
作業時間:2時間
工事内容:増圧給水ユニット部品分解整備、逆流防止器部品交換、漏水調査・点検
■事例
東京都内の某公務員宿舎において、増圧給水ポンプから水漏れしメーカーサービスにて10日後に逆流防止器内の部品交換が決定している。しかし、設置場所廻りで外構工事を実施しており漏れた水により工事が中断しているため少しでも漏水量を抑えられないか?!とのご依頼でした。電話で詳しく状況を確認すると増圧ポンプユニット内 “逆流防止器” の第一逆止弁に不具合があるのでは?ということと前述の通り10日後にはメーカーサービスでの部品交換が決定していることを考慮し最小限の整備として逆流防止器の分解清掃を実施することに。
また、逆流防止器内の第1逆止弁を脱着するに当たり第1逆止弁と第2逆止弁のOリングの再利用ができない可能性があり、最短で各Oリングのみを取り寄せました。
■コメント
実際逆流防止器を分解したところ、第1逆止弁のOリングが切れておりこれが原因で水漏れを起こしていたことが判明しました。
念のため各弁体に異物の噛み込みや損傷が無いか確認しました。
Oリングを交換、再組立てし試運転確認したところ水漏れは止まりました。
物件担当者へ水漏れが止まった報告と部品の劣化が見られるため後日の逆流防止器の内部部品交換はそのまま実施すようにお勧めしました。
-
増圧ポンプ全景
現地到着時、逆流防止器の排水口より水漏れしている状態でした。
-
逆流防止器排水口からの排水状況
ポンプが運転し給水中は比較的漏水量は穏やかですが、ポンプが停止すると激しく水が噴き出しポンプが再起動する状態を繰り返していました。
-
逆流防止器分解後
第1逆止弁のOリングが切れてはみ出していることが判ります。
-
第1逆止弁の拡大写真
第1逆止弁のOリングが切れている状態。
-
第1、第2逆止弁弁体の異物確認
ストレナーを通り抜ける程度の小石が挟まることがあるため、各弁体に異物の有無を確認しました。
-
ダイヤフラム弁の劣化
水道水の塩素によりゴムが劣化し、ダイヤフラム(隔膜)のゴムの一部が剥がれている状態でした。
ダイヤフラム弁は第1逆止弁の一次側と二次側の圧力差を利用して弁を開閉します。このダイヤフラムに亀裂が入ると応急処置はほぼ不可能となり、常時多量の水が噴き出てしまうことになります。 -
新旧交換部品
Oリングのみを交換。
-
部品再組み立て
第1逆止弁、第2逆止弁取付け
-
逆流防止器再組立て完了
部品組付け完了
-
試運転確認
ポンプの起動・停止を繰り返しても水漏れは無くなりました。
-
逆流防止器部品交換完了
所見:
今回は不具合の症状と部品調達のタイミングが合ったことで早い応急処置ができました。
土日などタイミングが悪いと復旧に5、6日かかることがありますので、お客様へは消耗品について予防保全として早めに交換することを推奨していきたいと考えております。
-
場所
東京都世田谷区
-
施工内容
増圧給水ポンプユニット 逆流防止器分解整備

