マンションの高架水槽へ揚げる揚水ポンプが “ガチャガチャ” と頻繁に動く音がする。との連絡がありました。
①制御盤での作動確認、②高架水槽での状況確認、③原因の特定、④応急処置
ということで1時間程度で作業を完了できました。
場所
千葉県松戸市
施工内容
揚水ポンプ修理
“ガチャガチャ” と音がする原因は、制御盤内のマグネットコンダクター（マグネットスイッチ）が作動する音で、ポンプが運転すると3秒程で停止してしまう状況でした。早い時で２分程度で再起動しますが、再度3秒程度で停止する状況でした。
制御盤内の高架水槽への信号端子を抜き差しすることで、疑似的に高架水槽の水位と同じように信号を入出力し、作動を確認しました。
数回同じ確認をすることで誤作動も発生しないため、制御盤に問題無いことを確認できました。
屋上の高架水槽での作動確認を実施
高架水槽内の電極棒が脱落していないことを確認しました。
当日は雨が降っていましたが、雨で電極の端子が短絡しても直ぐに止まることは無いことから、よく観察したところ起動線（中間の長さ：写真内黒線）が断線していることが判明しました。そのため、水槽内の水位が下がり停止棒から水が離れた瞬間ポンプが起動し、入水することで直後に水が満たされ停止棒に接触し、ポンプが即停止するという現象が発生していました。
断線していた起動線を電極保持器に結線しました。
高架水槽の水を抜き停止棒で停止すること、停止棒から水位が下がった際にポンプからの入水が無いことを確認しました。また、電極保持器のキャップが無いためビニールを被せ応急処置して本件は完了しました。
